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グローバル・レクチャー「中世ヨーロッパ文学の世界的広がりについて」を開催しました


お知らせ

 7月3日(月)、コネチカット中央州立大学のキャンディス・バリントン教授を招き、国際教養コース主催のグローバル・レクチャー「中世ヨーロッパ文学の世界的広がり」が行われました(司会は狩野晃一准教授)。講義には教員・学生合わせて約20名が参加し、講義は全て英語で行われました。
 講演中、学生たちは、辞書を引きながら馴染みのない語を理解しようと努めたり、教授の話に頷きながらメモをとったりしていました。また、講演後も、学生、教員が講師を交えて盛んに議論し交流を深めていました。


◆講義の主な内容

 「中世ヨーロッパ文学の日本人研究者数は世界でも圧倒的に多く、この分野では大変重要である。中世ヨーロッパ文学の伝播、特に翻訳を通して起こりうる影響は2段階ある。第1期の移植は、古典文学から中世ヨーロッパの各俗語文学への空間的、時間的、言語的なもので、高度な文化的移植は翻訳によってなされ各地で新たな文化が創造される原動力になった。第2期は西ヨーロッパから植民地の拡大とともに再開され、伝統的な古典作品に加え、俗語文学テクスト(ダンテ、セルバンテス、チョーサー、シェークスピアなど)が新たにカノン(正典)と見なされるようになった。(ジョージア工科大学リチャード・ウッズ教授の「中世の再発見、追想、再創造、再規定という現在進行形の広い意味での文化的現象」という言葉を引用し)中世主義(medievalism)という重要な用語に言及。中世ヨーロッパ文学の広がりは、グローバル規模で現在進行形であり、異なる言語、文化的背景を持つ人々がヨーロッパ文学を読み直し、新たな考え方を生み出すことがグローバル時代には重要である」

キャンディス・バリントン教授