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競争型課題解決演習(新規開業ホテルの事業開発コンペ)成果発表会を行いました


学生活動

 経営コース 倉持 一 准教授担当の「競争型課題解決演習(新規開業ホテルの事業開発コンペ)」では、秋学期の12回の授業で、JR酒田駅前周辺の再開発で整備されるホテルについて宿泊プラン等の企画提案に向けた検討を進めてきました。具体的には、ホテルを運営する株式会社月見様から新ホテル(仮称;月のホテル)のコンセプト等の概要説明をいただき、学生9名が2班に分かれ、①ロゴコンセプト、②宿泊プラン、③販売促進企画の提案に挑戦しました。

 13回目の授業となる成果発表会では、男性2人、女性3人のA班から発表。①ロゴは、酒田の海の水面をベースに満月と三日月が組み合わされたもの、②宿泊プランでは、【女性向けプラン】として、化粧品会社等とコラボした高級アメニティや、ホテルの備品としてはなかなかないヘアアイロンやコンタクト洗浄液などがあるプラン、さらにオプションプランとしてスイーツバイキングやインスタントカメラ・チェキの貸出の提案、そのほか一週間以上の【ロングステイプラン】や地元市民向けの【デイユースプラン】、③販売促進では、市内を走るるんるんバスへのラッピングやバス内への広告掲出などの案が出されました。女性目線でのアメニティの充実や長期滞在者・市民の短時間での利用など幅広い層を想定したプランが印象的でした。
 一方、男性4人のB班。①ロゴは、満月に流れる雲を背景に、行書の縦書きで高級感を醸成、②宿泊プランでは、ホテル限定のお酒やコース料理、食事を部屋でとることができる【誕生日プラン】、釣った魚の調理サービスや釣りウェアの貸出を行う【釣りプラン】、受験生向けに図書館で模擬試験や面接練習ができる【学生プラン】、③販売促進では、インスタグラムやツイッターなどSNSの活用、チラシや県内の情報番組を利用した告知、などの案が出されました。海が近い酒田ならではの釣り客をターゲットにした釣りプランは、なかなか斬新で面白く感じました。
 今回の演習は競争型の課題解決演習ということで、どちらが優れた提案だったか優劣を決定するのがルール。株式会社月見様、酒田駅前再開発事業の施行者である株式会社光の湊様、そして酒田市役所の関係者が厳正な審査を行った結果、A班が勝者に選ばれました。
 株式会社月見の白旗社長は講評で「結構手堅い提案が多かったので、学生ならではの変わったアイデアの提案があれば、もっと良かった」とコメントしながらも、さまざまにプランを検討した学生たちを労い、なんとサプライズで勝者のA班に焼肉お食事券10万円分をプレゼントしてくださいました。

 最後は関係者全員で記念撮影。学生たちも、実際にオープンするホテル事業への企画提案という貴重な経験をし満足そうな表情を浮かべていました。今回、学生たちが企画提案したホテルのオープンは2020年11月の予定です。