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まちづくりは、人と人が対話することから始まります。
そのためのコミュニケーションの基礎を身につけ、合意形成や課題解決にむけたファシリテーションをグループワークやワークショップを通じて、実践的に学びます。
前半では風景のスケッチや、平面図、鳥観図等のドローイングによる表現技法を学ぶとともに、そうした作業を通して空間を認識する力を養います。
後半では公益大のキャンパスと、その周辺の文化とスポーツのエリアを分析し、その魅力をスケッチ、説明文、平面図を使って、Libre OfficeのDraw(あるいはWord)上で表現し、A1の作品にまとめます。
スケッチと平面図はスキャナーで取り込み、Gimpを使って調整したあと、Draw(あるいはWord)上に張りつけます。
観光政策とは、国および自治体が、国や地域の活性化を図るために適切な経費で最大の効果をあげることを目的とした観光事業展開のための施策です。
その理念に基づいて、それを具体化し実施する行政行為が観光行政です。
本講義では、こうした観光の政策について、明治以降の流れをたどりながら体系的に学びます。
世界的に観光・旅行需要が高まる中で、国際観光を取り巻く環境は大きく変化しています。
国際観光の形態や施策の歴史的変容過程や、それが地域や社会にもたらす影響について学び、今後の課題を展望します。
20世紀の都市拡大と都市計画の誕生・発展について学びます。
同時に酒田の市街地に出かけ、都市計画規制の実際を各自調査し発表します。
中心市街地の衰退にどのように対処すべきか、商店街や行政から講師を招いて討議します。
風景のデザインaでは、場所に込められた意味、空間構成の基本としての手法を学んだ後、その応用として建築やランドスケープデザインの作品を見ていきます。
また自然公園や生態系、建築や風景の保存・保全の問題を扱います。
風景のデザインbは、建築史と庭園史の入門です。日本と西洋について学びます。
庄内地方にある幾つかの観光資源となりうる建築物・庭園を対象に、それらが現在どのように活用されているのか、人気/不人気の要因、あるいは地域文化との関わりなどを分析しながら、建築や都市の観光資源としての可能性を探ります。
また、その建築物と同種の国内・海外の成功事例もあわせて紹介します。
中山間・離島地域の自然・経済・社会的特性と地域づくりにおける課題を把握し、事例研究を通じて、「地域住民の主体的な発想や行動を核とし、地域資源を持続可能な形で活かす地域づくり」である「内発的地域づくり」や、それを支える「利潤追求目的でもなく、単発的な活動でもない、長期的に地域づくりの課題に関わろうとする人々、グループ、もしくはネットワークが生み出す力」である「公益的な民の力」の果たす役割について理解を深めます。
まちづくりや観光計画策定に必要な基本的な分析手法、視点、プレゼンテーションの技法を身につけます。
具体的には酒田市中心部で商店街の比較調査、実測調査を行います。
実測調査では店舗平面図、断面図、連続立面図を作成して、商店街の空間の特徴を明らかにすると共に、聞き取り調査で商売のこと、居住のことについて調べます。
そしてそれを数枚の図面にまとめプレゼンテーションします。
余暇が生活に占める割合が大きくなった反面、「趣味の多様化」という名のもとに様々な情報が氾濫し、人々の余暇に対する主体的な欲求は減衰・退行しています。
観光に関しても、専門誌やネットによる情報が巷にあふれ、主体的に旅行という行為を行っているとは言えない側面が見受けられます。
観光産業や観光行政においても、顧客獲得を優先するあまり、地域の文化維持や環境保全が後まわしになってはいないでしょうか。
当講義ではそうした余暇や観光における「弊害」を見据えつつ、本来の意味での余暇・観光について考えていきます。
世界と日本におけるグリーンツーリズムの潮流について学んだうえで、庄内地域におけるグリーンツーリズムの実践事例を訪ね、理解を深めます。
グループワークによる話し合いによって、現代社会におけるグリーンツーリズムの意義と課題、今後の展望について自分なりの考えを確立することが重要です。