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公益学部、国際学部に共通の、本学の学びの特長について紹介します。
クォーター制大学の多くは2学期制(セメスター制)ですが、本学は一年を4学期に分けるクォーター制を2015年から他大学に先がけて導入しました。これにより、第2クォーターの6、7月と夏季休業の8、9月をつなげて、より長期間で中期留学や長期インターンシップに参加することが可能になり、学びの機会の拡充につながっています。

105分授業従来の90分授業が2018年度から105分に変更されました。長い!と感じる方もいるかもしれませんが、講義を一方的に受けるだけではなく、調査やディスカッションなどのグループワークや発表など、学生がアクティブに学ぶ時間が増えました。105分授業の導入により、1科目の授業時間は16週から14週に短縮。
クォーター間に数日の空き日が生じメリハリのある学びが可能になったほか、海外留学やインターンシップにも参加しやすくなりました。

アクティブ・ラーニングアクティブ·ラーニングとは、教員による一方向の講義形式の教育ではなく、学生が主体的に学ぶシステムを多く取り入れた学修のこと。グループディスカッションやディベート、グループ·ワーク等を含む演習や実験、実習などを指し、本学では積極的にこの教育手法を取り入れています。答えのない課題に対して、まずはそれが発生するメカニズムを探り自分なりに対処法を考えてみる、次にその考えを仲間と共有し議論を深めていく、最終的に何らかの課題解決の提案を成果として発表する、そのような一連の学びを通じ学生たちはコミュニケーションカ、発信力、創造力と企画力を身につけていきます。


学修成果の可視化(見える化)
公益学部のディプロマ·ポリシーは、「課題を見つける力」「探究に必要な知識」「課題を分析する力」「課題解決策を考える力」「課題解決策を実行する力」の5つの力を、国際学部のディプロマ·ポリシーは、「幅広い知識と理解」「言語運用能力」「多文化共生力」「洞察力」「構想力」「行動力」「デジタルリテラシー」の7つを在学中に身につける力として定めています。それぞれの項目の到達度を誰もが客観的に評価できるようにするための基準、それがルーブリックです。ルーブリックは、各項目についての評価基準を、観点と尺度からなる表(どのように、どれくらいできるか)で示しています。

地域全体が学びと活動のフィールド本学には地域との連携により、学生が現場で課題解決等に取り組む授業(公益学部)や、地域で活動する団体が多数あります(公益学部開講科目の4科目に1科目が、地域や地域課題について学ぶ科目)。海、山、平野とあらゆる自然に恵まれた庄内地域を学びや活動の舞台として、学生たちは自由に発想し学修を深めています。

本学では大学戦略推進室に「IR担当」を置き、重要なデータを学内で共有し、課題があれば対策を協議するなどして、教育改善に役立てています。
本学では、平成28(2016)年度に文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP) 卒業時における質保証の取組の強化」に採択されたことをきっかけに、授業前後の予習・復習など授業外学修を充実させ、授業理解を深める取り組みを続けています。具体的には、学生の授業1回当たりの授業外学修時間を科目区分ごとに前年度・前々年度と比較したデータを教授会に報告し、FD(ファカルティディベロップメント)などを行って授業外学修の促進に取り組んでいます。
学生1人1週間当たりの授業外学修時間は、平成30(2018)年度には12.56時間でしたが、令和元(2019)年度に17時間、令和2(2020)年度に18時間を超えました。令和3(2021)年度以降は16~17時間台を維持しており、令和6(2024)年度は16.5時間でした。学生の間でも一定時間の授業外学修を行うことが定着したものと判断できます。
入学時(1年春)と就職活動開始前(3年秋)の2回、社会人基礎力を「リテラシー(知識を活用して問題を解決する力)」と「コンピテンシー(人と自分にベストな状態をもたらす力)」の2つで測定し、結果についての解説会を行うなどして、学生が自身の成長度を確認するとともに、長所と課題を自覚して学生生活を送れるようにしています。この集計データは、入学年次による学生像の変化の分析等に活用しており、カリキュラムの改善などに活かされています。
令和6(2024)年度入学生の場合、比較対象である「私立大学文系1年平均」と比べて、「リテラシー」の数値は低かったものの、「コンピテンシー」の数値は高く、特に「対自己基礎力」「対課題基礎力」の数値が高いという結果が得られました。一方、「対人基礎力」の「対人興味・共感・受容」と「気配り」の数値は比較対象より低かったため、本学が力を入れる「アクティブ・ラーニング」、特に4単位以上修得することが卒業要件となっている「応用演習科目」の学びを通じて、これらのスキルの向上に努めます。
学修成果の点検・評価の一環として、毎年度「教育課程編成・実施の方針における学部・学科レベルのアセスメント」と「卒業認定・学位授与の方針アセスメント」を教育推進委員会が、「教育課程編成・実施の方針における科目レベルのアセスメント」をFD部会が実施しています。このアセスメントでは、評価指標に基づき、成果をできるだけ数値化して、前年度等との比較を行い、教育改善につなげています。
学生全体のGPA平均値は、平成29(2017)年度は2.35でしたが、学生の授業外学修時間が伸びたことなどから、令和2(2020)年度には2.80となり、令和3(2021)年度以降も2.70以上を維持しています。令和6(2024)年度は2.74でした。
学年ごとに見ると、2年生の数値が低い傾向は続いていますが、教育推進センターの分析で、2年次留年生の多寡が影響していることがわかっています。そのため、令和5(2023)年9月から、学生の保証人もWeb上で学生の成績や履修登録状況が確認できるようにし、家族とも連携して成績不振を防ぐ取り組みを強化しています。
文部科学省の平成28年度「大学教育再生加速プログラム(AP) 卒業時における質保証の取組の強化」採択をきっかけに、本学では、学生が卒業段階で身につけた力を客観的に評価し、その成果を目に見える形で社会に提示するための手法としてディプロマ・サプリメントを開発し、発行しています。
2019年度卒業生に、初めて、ディプロマ・サプリメントを発行しました(上のイメージ参照)。両面印刷になっており、記載事項は以下のとおりとなっています。
表面(裏面には本学のカリキュラムの説明を記載)
本学では、4年次の学生が卒業論文を提出する際にアンケート調査を実施しています。
アンケートの内容は毎年度ほぼ同じで、学生の成長実感や満足度等について過年度との比較ができるようにしています。アンケートの結果は、カリキュラムや教育環境の改善に役立てています。
本学では、卒業後3年目を迎える卒業生を対象に、郵送によるアンケート調査を実施しています。
卒業後の進路において学修成果がどのように生かされどのように評価されているかを把握・分析するとともに、卒業後の経験や経歴についても確認しています。アンケートの結果は教育の改善に役立てています。