本文
2026年秋学期開講の『地理学フィールドワーク』(担当:南波純非常勤講師)では、「地元酒田再発見―酒田を知る、歩く、見つめ直すー」をテーマに、大学がある地元の酒田市について、事前学習、フィールドワーク、事後学修を通して関心と理解を深める授業を行っています。
4回目となる10月23日の授業では、発生から今年で50年となる酒田大火の被災地を巡るフィールドワークを実施しました。
現地講師を務めていただいたのは、酒田大火の際に実際に消火活動を行った元酒田市消防本部消防士の土井寿信氏。酒田市の中心部中町にあった映画館「グリーンハウス」から17時40分頃に出た火が、強風にあおられまたたく間に燃え広がったこと、大量の飛び火や火の粉が発生し消火活動が思うように進まなかったことなどが、当時の地図等も使いながらリアルに説明されました。
ゴールの本間家旧本邸では、延焼境界線ギリギリにありながら延焼を免れた本間家旧本邸のつくりに触れ、改めて先人の火災に対する知恵の深さが解説されました。
学生たちは、旧清水屋前、中央公園を通り、酒田大火でも焼けなかった石蔵、浜田小学校、鎮火したとされる新井田川沿いまで、焼失したとされるエリアの外周をぐるっと歩き、改めて焼失エリアの広さを実感していました。また、普段生活している酒田の中心部で起こった災害に思いを馳せ、防災への思いを新たにしていたようでした。