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応用演習科目

 

応用演習科目

修得した❝知を活用する❞

―知識を実践の場で活用し、着実に力をつける―
 

4単位以上履修


 専門教育科目の応用演習科目の中に「インターンシップ」「プロジェクト型応用演習」「競争型課題解決演習」「課題解決実践演習」「産学連携型長期学外学修」の5科目を設置。その中からいずれか4単位以上を履修することを義務づけています。これらの演習で学生たちは、実際の課題と向き合い、課題発生の要因を分析し、それに対する解決方法を一人ひとりが模索。その後、グループで議論し意見を集約、提案・発表します。実践で得た疑問や課題を大学に持ち帰り学び、次の実践の場で活用してみる、こうした繰り返しの学びを通じて着実に力を身につけていきます。
 

プロジェクト型応用演習 競争型課題解決演習 インターンシップ SDGsプログラム
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[プロジェクト型応用演習]
 地域や社会等の課題について、発生する背景等を考察し、調査・分析等により課題解決策を見出し実践する力を育成します。
 

    

2022年度開講例

大学生と連携したスポーツまちづくり
プロジェクト

証券投資プロジェクト
 地域のスポーツの振興を目的として、大学生のスポーツ人材バンクの可能性について調査を行いました。また、地域スポーツクラブで実際に子供たちへの指導も体験しました。

 日本証券業協会の株式学習ゲームを使用し、仮想資金をもとに、東京証券取引所に上場している銘柄について、どの銘柄を売買するのか議論しながら、実際の株価(終値)に基づいて株式の模擬売買を行いました。

「国民年金」加入行動啓発プロジェクト2022 Koeki Kids Project

 若者の保険料未納問題を地域共通の社会的課題としてとらえ、啓発のための動画を作成し、本学から発信しました。

 子どもの頃に「公益」の視点で物事を考える機会をつくることを目的に、「公益を考える授業」の具体的な方法と内容について庄内地域の小学校、中学校教諭の協力を得ながら研究・開発を行いました。

酒田市公式のさかたまっぷに
「酒田の魅力マップ」を

国際法模擬裁判

 行政主体の既存システム(酒田市公式Webページの酒田市地理情報システム(通称 さかたまっぷ)に、住民が本当に使いたい情報を加え新たな地図データを作成しました。

 架空の国際紛争について、国際司法裁判所を模した国際裁判所を設定し、原告国・被告国の代理人として法議論を戦わせる「国際法模擬裁判」を行いました。

地域コミュニティにおける”防災”の仕組みづくり
ー 大学周辺地区・飛島 ー

国際会議のシミュレーション・ゲーミング

 住民・行政・専門家と連携して、大学周辺地区や飛島における防災・減災<水害・地震・津波>のあり方を検討し、「WEBを活用した防災マップ」作成、「バーチャル災害伝承館」のアイディアを提案しました。

 学生が、冷戦期の西側諸国、東側諸国および中立国の立場に分かれて、国際会議を開催し自国の目的達成をはかるシミュレーション・ゲーミングを通して、国際関係を実践的に学びました。

ジオパーク・サステナブルツーリズム

 ジオパークの研究者やジオガイドさんと共に環境保全と観光利用の両立や責任ある観光のあり方を議論し、庄内砂丘を対象としたジオツアーや教育プログラムを開発することを通して、鳥海山・ジオパークにおけるサステナブルツーリズムの可能性を検討しました。


[競争型課題解決演習]
 企業や地域から提示された課題に対してチーム単位で取り組む演習科目です。一つの課題に対して複数のチームが取り組み、チームごとに解決策をプレゼンテーションして優劣を競い合います。これにより創造力や企画力を育成していきます。
 

2019年度開講例 ※2020年度~2022年度は新型コロナウイルスの影響で開講しませんでした。
【ニュージーランドを柱とした酒田市のホストタウン推進事業】 【新規開業ホテルの事業開発コンペ】
 東京オリンピック・パラリンピックのニュージーランド・トライアスロンチームのホストタウンとして招聘準備を進める酒田市での、ホストタウン推進事業への若者の参画をめざし、市内の高校におけるニュージーランドに関する授業考案・実践を行いました。

酒田駅前で進行中の「駅前再開発事業」で建設される「月のホテル」のレストランについて、①名称、②コンセプト、③デザイン、④料理、⑤販売促進の企画提案に取り組みました。最終報告会では、両チームともホテル名にちなんだ月に関連した名称やコンセプトを提案したほか、客の目の前で調理するオープンキッチン方式や、若者向けのスイーツバイキング等のアイデアが出されました。

[インターンシップ]
 インターンシップは、将来の自分の進路を考えるために、実社会を学びの場として、夏季および春季休業期間中(1~2週間程度)に実施する就業体験。本学では、単なる”お仕事体験”ではなく、職業現場の課題解決に挑戦する「課題挑戦型インターンシップ」に特に力を入れています。きめ細かな事前指導(実習先の企業調査、マナー研修)、学生チームによるアイデアの検討、事後指導(報告資料の作成、報告会参加を含む)を通じ、社会で通用する視点やスキルを養います。
 


◆◆課題挑戦型インターンシップ◆◆
 地域の企業や団体から課題を出していただき、学生たちは最も取り組んでみたいテーマを選択。4~6名の学生で一つのチームを編成して、チームごとに解決策の提言に挑戦するインターンシップです。学生たちにとっては、自分たちの提案が実際の現場で困っていることの解決につながるという達成感があり、課題を出す側にとっても、学生目線での新たな問題解決のアイデアやヒントが得られる、win-winの学びの場となっています。実際に、2020年度に酒田市からの”ごみ排出量削減”課題に取り組んだ学生たちの提案が小学生の教材として活用されたのに続いて、2021年度には”女性消防職員の採用増加について”学生たちが考えたアイディアが採用されパンフレットが制作されるなどの事例も生まれています。
 

◆◆社長インターンシップ◆◆~社長の“かばん持ち”を通じたリーダーシップ体験~
 一週間程度、社長の“かばん持ち”をさせていただく変わり種のインターンシップ。通常のインターンシップとは異なり、普段経験することのできない社長の仕事をすぐそばで見ることができる貴重な機会になっています。
 

◆◆一般インターンシップ◆◆~就業体験による職業意識の醸成~
   一週間程度、企業等に出向いて、その業種ごとの仕事の実際を学ぶ就業体験です。
 

⇒インターンシップ実習学生による報告はこちら
 

◆◆課題解決実践演習◆◆~長期にわたり学外で社会体験活動を行うプログラム~
    
 主に第2クォーター(6~7月)を活用して、学外で社会体験活動(留学やインターンシップ、フィールドワーク、ボランティア等)を行うプログラム。ギャップイヤー選抜等を経て1年次から行うSDGs探究プログラムでは、これからの学びの動機づけに役立ててもらうこと、長期学外学修プログラムでは、企画力や創造力、コミュニケーション能力、国際感覚、勤労観等の基礎的・汎用的能力を培うことを主な目的としています。
 

◆◆SDGs探究プログラム(旧ギャップイヤープログラム)◆◆
    
 入学後のできるだけ早いタイミングで、地域や企業など学外の複数の機関で実習を行うことにより、社会の仕組みを理解し、その持続可能性を高めるための幅広い視野を養うプログラムです。具体的には、ビジネス・グローカル・ヘルスケア・コミュニティの4領域から一つを選択。SDGsの視点から、「持続可能な社会を築くために自分にできることは何か」を考えます。実習後は実習で得た疑問や問題意識等について学修を深め、2年次においては長期学外学修プログラムとして、一ヵ所の機関・フィールドに集中的に滞在して問題解決に挑戦します。
※2021年度、2022年度は、新型コロナウイルスの影響を考慮し「ヘルスケア」の実施は見送り、活動拠点が同じであることから「コミュニティ」と「ビジネス」を一体的に実施しました。

  ⇒SDGs探究プログラムの詳細はこちら

 



 

 

コラム



令和の年金広報コンテストで、本学チームが4年連続 厚生労働大臣賞(最優秀賞)受賞‼
 コンテストは、次世代を担う若い世代とともに年金について考えることを目的とされており、2022年6月~9月まで、ポスター部門・動画部門の2部門で募集が行われました。応募総数131件の中から、「東北公益文科大学 国民年金加入行動啓発プロジェクト」チームの、作品タイトル『年金クエスト~国民年金で人間も魔物も安心~』が見事、厚生労働大臣賞(最優秀賞)を受賞しました。動画は、人間と魔物が仲良く暮らす不思議な世界が舞台。人間界の勇者が神様の助言を得て、魔王軍が抱える課題を“国民年金”で解決しようと提案するユニークなストーリーです。チームメンバーが勇者、神様、魔王にそれぞれ扮しているほか、メンバーが描いたそれぞれのアニメキャラクターが、3つの国民年金についてユーモアも交えながら解説しているのもポイントです。
⇒動画はコチラからこのリンクは別ウィンドウで開きます
 


長期学外学修プログラムを履修した学生たちが、学生団体「Praxis」で活動を継続!
 地域の課題解決に向けて「大学生にできること」を実践しようと、長期学外学修プログラムを履修した学生たちが2018年度に立ち上げた団体『Praxis』。日向地区を主なフィールドに、地域の文化伝承・自然資源の利活用・関係人口の創出の3つを活動の軸としています。コロナ禍となった2020年度は、鶴岡市小堅地区の学生応援団「こがたん。」とコラボして、日向地区にある古民家をゲストハウスとして活用するための環境整備や体験メニューの検討などを行ったほか、地域の親子との「ホタル観賞会」や地域の畑を借りて野菜をつくり、収穫した野菜を使ったメニューを「日向里かふぇ」月1店長で提供するなどの活動を実施。いずれも、メンバーの“好き”や“得意”が活動の原動力になっています。