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課題挑戦型オンラインインターンシップ 酒田市報告会を開催しました


学生活動

 本学では従来、多くの学生がインターンシップに取り組んできましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で通常のインターンシップが行えず、代わりに春学期は、課題挑戦型のオンラインインターンシップを行いました。
 春学期履修の約90名は、行政や消防、販売や福祉などの企業・団体10機関から提示された16の課題に、18チームに分かれて挑戦。9月28日(月)に、酒田市からの6課題に取り組んだチームが一堂に会し、酒田市役所で提言報告会を行いました。

~酒田市からの課題~
チーム 課題
A1 市政に参加する市民(若者)を増やすにはどうしたら良いか
A2 中町周辺の商店街に賑わいを取り戻すにはどうしたら良いか
A3 酒田市へUIJターンを増やすにはどうしたら良いか
A4 20歳代、30歳代の女性の人口を増やすにはどうしたら良いか
A5 観光客や「酒田ファン」を増やすにはどうしたら良いか
A6 住民の足を確保するための公共交通を維持していくためにはどうしたら良いか
 報告会には、市役所の関係課の職員の皆さんも聴講。それぞれのチームの提言の実現可能性などについてコメントをいただきました。また、大変お忙しい中、酒田市の丸山至市長が公務の合間を縫って報告会を聴講。市中心商店街の賑わいを取り戻すために無料駐車場などの整備を提案したチームの発表については、「利用する市民にとって無料駐車場は魅力的だが、駐車場利用で生計を立てている人にとっては、市が生活の糧を奪うことになってしまう。そういったことをさまざま考えると、(誰もが納得する解決策の立案は)なかなか難しい」と、課題解決策立案の難しさについてコメントいただきました。

 今回、学生として住んでいる酒田市の課題について、現状や問題点を知り、学生ならではのアイデア提言に取り組んだ学生たち。明確な答えは見つからなかったかもしれませんが、自分ごととして課題解決に取り組んだ経験はきっと今後の学修の役に立つと思います。酒田市の課題に取り組んだ6チームの中から、学生および教員の投票により選ばれた2チームは、10月7日(水)に行われる最終報告会に臨みます。ご指導いただいた酒田市の皆様、関係の皆様、本当にありがとうございました。