HOME > News&Topics > ニュージーランド一流体験プログラムで、「ニュージーランド傘福」を贈呈しました

News&Topics

ニュージーランド一流体験プログラムで、「ニュージーランド傘福」を贈呈しました


学生活動

 向上心が高く実力のある学生に対して、世界を代表する一流の人物、仕事、芸術・文化等を体験する機会を与え、次世代のリーダーにふさわしい教養を体得させることを目的として2013年度から本学後援会主催で実施している「一流体験型合宿プログラム」。今年度は、人口規模の小さな国でありながら、政治、経済、スポーツ、福祉や多文化共生社会の構築において世界をリードするニュージーランド(以下NZ)で2月4日(火)から一週間、1年生2名・2年生8名の計10名が、NZの各分野のリーダーとの交流や多文化共生の実践的な体験学習を行いました。

 2月6日(木)は、昨年3月に襲撃事件があり多くの犠牲者が出たクライストチャーチ市のスンニ派モスク「Al Noor Mosque(アルノール・モスク)」を訪問。犠牲者追悼や日本・NZ友好の想いを込めて制作した「ニュージーランド(NZ)傘福」をモスク関係者に贈呈しました。「傘福」とは江戸時代から酒田に伝わるつるし飾りの一つで、学生たちは本学NZ研究所とともに、庄内傘福研究会の指導・協力のもとNZ傘福の制作に取り組んできました(⇒NZ傘福プロジェクトの詳細はこちら)。通常の飾りに加え、NZの国鳥キウイやラグビーボール、シダ植物など、NZに関係する飾りが加えられているのが特徴で、6基制作したうちの1基を贈呈しました。学生を代表して2年の落合佑紀さんと川村大樹さんが「(モスクの襲撃)事件後、自分たちにできることはないかと話し合い、傘福づくりに取り組んだ。直接届けることができて嬉しい」と挨拶。受け取ったモスクの代表者は、NZ傘福が特別な想いで制作されたことを説明すると喜んだ様子で、「モスク内に常設展示はできないので、Facebookでイスラム教徒の仲間らに報告・情報共有し、イベント等でお披露目もしていきたい」と語りました。

 7日(金)は、酒田市が2020年東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとしてNZ・トライアスロン・チームの受け入れ準備を行っている関係で同時期にNZに派遣されていた「酒田市NZ市民交流団」と合流。NZ外務省へのNZ傘福の贈呈や社会福祉分野における官民協働推進の視察研修を行いました。一行は最終日、ウェリントン市内観光などを行い、9日(日)日本へ帰国しました。