東北公益文科大学

　10月30、31日に、本学酒田キャンパスにて、本学では初開催となる社会福祉士実習指導者講習会を開催しました。講習会は、山形県内の事業所等に勤務されている社会福祉士58名が受講。当初は新型コロナウイルスの感染状況も懸念されましたが、当日は爽やかな秋晴れのもと、市内の感染状況も落ち着いたなかで講習会が行われました。

　講習会は、2日間（14時間以上）にわたって行われ、2日目には、社会福祉士を目指している本学の学生11名も参加し、受講者の方々と交流しました。また、実習受け入れの経験がある2名の実習指導者様をお招きし、新たに実習指導者となる受講者の方々に励ましの言葉を送っていただきました。

　受講者からは、「これまで山形県内での講習会の開催はなかった。コロナ禍になり対面での研修も久しぶりで、公益大で開催していただいて本当によかった」とのお声をいただきました。また、講習会には本学の卒業生も受講しており、“卒業生が、将来の実習指導者となることで、後輩たちの実習教育を担う”といった新たな循環も生まれようとしています。
　開催にあたっては、山形県社会福祉士会様よりご後援を、山形県社会福祉協議会様よりご協力をいただくなど多大なる支援を賜りました。今後も本学では実習指導者様とのネットワークづくりの機会を予定しており、地域のみなさまとともに、福祉社会の推進に寄与していきたいと考えております。
　受講者のみなさま、ご修了おめでとうございました！

※本講習会は、「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、社会福祉士養成カリキュラムが改訂され、相談援助実習を行う実習指導者の要件として、実習指導者を養成するための講習会の受講が義務付けられ、2012年4月から完全施行されました。本講習会は、実習指導者の要件を満たす講習会として厚生労働省に届出しております。