本学では、起業マインドを持った人材を育成し、地域の活性化と山形県の課題解決に寄与する人材を育成することを目的に「山形県寄附講座 起業マインド育成講座」を設置し、今年度から新科目「アントレプレナーシップ演習」を開講しています。
授業10回目の6月26日(水)は、Forbes JAPAN執行役員、Web編集長の谷本有香氏に授業を行っていただきました。授業のはじめ谷本氏は、「Forbes JAPANは3年後の経済や社会はどうなっているかということを見据えて、その未来に向けて私たちは何をすべきか発信している。自分たちが社会に出る3年後に何が起こるかを考えて行動する意味でもぜひ読んでほしい」と話しました。
授業では主にこれから社会に出る時、「どうやったら成功できるか戦略的に考える重要性」を語られました。その際に、「『好き×(得意・特異)』を掛け合わせることが大切」とし、谷本氏の場合は『経済・金融・株式が好き×キャスター(山一証券時代に経験)を掛け合わせ、さらに“英語が活かせる”“スタートアップについて話せる”など、たくさんのタブ』を組み合わせることで、オリジナル且つ強いキャラクターになれたと思う」と自身の経験やキャリアをもとに説明しました。
グループワークでは、今回の講義を聞いた感想、自分にタブを付けるとしたら(得意なことは何か)、海外から来た要人に山形をアテンドすることを想定した企画を考えて発表しました。
講義の最後に、自分のキャリアを考えるうえで、「こういう風になりたいという夢や理想から、現在の自分とのギャップを埋めていくことを20代のゴールデンタイムのときにやってほしい。闇雲に今を過ごすのではなく、20代の今しか会えない人、学生時代の今しか自分の話を聞いてもらえない人がたくさんいる。それくらい20代は人生においても重要な時間」と学生にメッセージを送りました。
アントレプレナーシップ演習は、次回以降もさまざまな外部講師をお迎えして、学生たちに話をしていただきます。今後の授業がますます楽しみです!