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2025 春学期インターンシップ成果報告会を開催しました


学生活動

 インターンシップは、将来の自分の進路を考えるために、実社会を学びの場として、夏季および春季休業期間中に実施される就業体験。2025年度春学期は、一週間程度、企業や団体で実習する「一般インターンシップ」と、企業・団体から課題をいただき、その解決策の提言に取り組む「課題挑戦型インターンシップ」を実施し、2025年10月8日(水)に成果報告会を開催しました。

 まずは、一般インターンシップを行った学生を代表して、山形県置賜総合支庁、酒田米菓株式会社、公益財団法人秋田県国際交流協会で実習した3名が成果報告を行いました。公益財団法人秋田県国際交流協会で実習を行った2年の宮野優作さんは、「地元である秋田県がどのように異文化交流を進めているか興味があり、国際交流協会の業務を通して、協会がどのように地域の人々と関わっているかを体験し、自分なりに国際交流の意義を深く理解したかった」と実習先の選定理由を説明しました。在住外国人に向けた「やさしい日本語」でのヘルプカードの作成やあきた国際フェスティバルに向けたさまざまな準備等を経験させていただいた実習を振り返り、実習で得た学び・気づきとして「国際交流協会で行われている在住外国人向けのさまざまな事業を通して、相手の立場に立って外国人に寄り添った対応をすることの重要性を学んだ」「中国や韓国、アメリカなどの文化の異なる人々との交流は楽しく、将来国際関係の仕事に就きたい思いが一層強くなった」と説明。「世界をつなぐ架け橋になるような仕事に就きたいという目標を叶えるため、今後も学びや経験のチャンスを無駄にせず積極的に行動していきたい」とこれからの抱負を述べました。

 続いては、課題挑戦型インターンシップを行った3グループがそれぞれ成果報告しました。チームD-2は、酒田市様からの「るんるんバスがより便利になる路線改善策」課題に挑戦。課題に取り組むにあたり現状を把握するため、どのバス停をどのような人が利用しているか調査。調査結果を踏まえ、「一部のバス停を集約し、そこから民間のタクシー“のりかえタクシー”という仕組みを構築し活用することで利便性を向上させる」というアイデアを提案しました。また、チームCは、酒田市様からの「いろは蔵パークを起点とした酒田市内の回遊促進策」課題、チームGは株式会社プレステージ・インターナショナル様からの「会社の中庭を開放した地域イベント等の提案」課題に取り組み、それぞれ来訪者へのアンケート調査やイベント実施の場合の費用試算等も加えた解決策の提案を行いました。

 最後に神田直弥学長から講評として、実習の課題を出題し、解決策の提案まで学生たちを指導してくださった実習先の皆様への御礼と、実習を終えた学生たちへのねぎらい、そしてこれから実習を行う学生たちへのエールが送られました。
 多くの学生たちを快く受け入れてくださった実習先の皆さま、本当にありがとうございました。