11月7日(火)に、平成29年度文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」についての採択結果が発表され、本学が申請校数188校のうち、採択60校に選ばれました。
■採択事業名
「日本遺産を誇る山形県庄内地方を基盤とした地域文化とIT技術の融合による伝承環境研究の展開」事業(タイプA)
助成額は2~3千万円/年(事業期間5年)
※申請校数188校のうち、60校を採択。 (タイプA【社会展開型】33件、タイプB【国際展開型】27件) ※ 山形県内での採択は1校(本学のみ)。北海道・東北では19校申請中4校が採択。 |
■事業の目標
山形県庄内地方は「北前船寄港地」をはじめ文化庁の日本遺産に3件が認定されている。歴史的景観が数多く現存している一方、踊りや民俗芸能等の無形文化財は少子高齢化や人口減少に伴い、新しい伝承手法と記録・保存方法が求められている。
本事業では庄内地域の文化財について、これまで本学の各教員が行ってきた研究を基に、IT技術を活用することで「新しい地域資源を生み出す研究」を展開していく。それにより、「地域研究と実践の東北公益文科大学」として、地域の魅力創出と発信に貢献する。
■具体的な取り組み
主な事業として以下の項目に取り組みます。
1.地域資源の掘り起こし研究
2.庄内地域の文化の保存・集積(アーカイブ化)
3.庄内地域の無形文化財をIT技術により伝承する研究
4.地域文化をIT技術により他の地域の人にもわかりやすく伝え、庄内地域の魅力を発信するための手法の研究
5.地域資源を産業振興やIT技術により活用できる人材の育成
※私立大学研究ブランディング事業とは
学長のリーダーシップの下、特色ある研究を軸にして、全学的な独自色を大きく打ち出す取り組みを行う私立大学に対し、補助金により重点的に支援するもの。全学的に看板となる研究として推進し、その成果で、大学の独自色や魅力を発信する事業。
文部科学省 平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」選定事業一覧
⇒http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1398494.htm